
今週のテーマ記事
うららかな春の日に。色とりどりの春の刺し子
ひと針、ひと針の針仕事が織りなす日本の伝統手芸、刺し子。今から500年ほど前、貴重な綿製品を長く使うために生まれ、現代まで受け継がれてきた暮らしの知恵のひとつです。今ではさまざまな色合いの糸や布で作られ、伝統模様やそのアレンジも楽しめるようになりました。今回はハンカチやコースターなど、春の暮らしに寄り添う刺し子作品をご紹介します。
▼お花畑のような刺し子のガーゼハンカチ

カラフルな糸で刺し子を施したハンカチは、はなこばんさんの作品。広げた瞬間、わぁ...と歓声を上げてしまいそうな可愛らしさです。彩りにあふれたダリアの花は、見るたびに明るい気持ちにさせてくれますね。裏側はダブルガーゼで吸水性と肌への優しさも嬉しいポイントです。
▼コロンと可愛い、こぎん刺しのがま口

日本三大刺し子の1つ、青森県津軽地方の「こぎん刺し」の技法を用いて作られたpisoさんのがま口。オリジナルのテキスタイルに、春の野原のように鮮やかな模様が広がります。手のひらサイズのがま口は、リップクリームや目薬を入れて持ち歩くのにちょうどいいサイズ。沢山の色柄から、お気に入りを見つけてくださいね。
▼丈夫で美しい、紫陽花模様のアームカバー

家事や庭仕事の相棒、アームカバー。丈夫で使いやすく、心ときめくものを選びたいですね。nmruriさんの作るカバーは、3色の糸で紫陽花模様が描かれています。布地を丈夫にするだけでなく、ついつい家事の手を止めて見入ってしまうような美しさ。丁寧で温かみのある手仕事に癒されたら、さぁ、もうひと頑張りです。
▼春の食卓に。パステルカラーのコースター

普段使いのできる刺し子作品を作るradhouseさんの可愛らしいコースター。代表的な刺し子模様の1つ「十の木」は、完全・満ち足りているという縁起の良い意味を持つそうです。ポップでカラフルなコースターを食卓に並べたら、心地よい春のお茶時間を。
他にもたくさん!刺し子の作品
2025年3月18日