いい ちいさな ものづくり

“あたためる”は、目に見えない「ありがとう」。自分に、誰かに、70seedsの米ぬか温熱ピロー『ヌカモフ』

ー 作り手

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しごともくらしも、ぬかの力であたたかく。「どこでもおフロ、ヌカモフ」

70seedsさんの販売する、ユニークな名前の温熱ピロー『ヌカモフ』は、米ぬか+ふかふかの毛布でできています。

米ぬかは自然循環型の農法で作ったお米、毛布は人気アパレルブランドで使用されている最高品質の生地のあまり部分、そして縫製は福祉施設で手しごとで行っている、体だけでなく環境にもやさしいつくりになっています。

ヌカモフ中身
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使い方は電子レンジで1〜2分チンするだけ。それだけで30分ほどは暖かさが続きます。そして夏場には冷凍庫で冷やせばアイスピローにもなるという、嬉しい温冷両用です。おうちではもちろん、ちょうど良い温度調節が難しいオフィスで大活躍してくれそうです。

ヌカモフのあたたかさは「自分を大切にする」ことです。おうち時間が増えた今、自分や、自分の大切な人に愛を伝えてほしいと思いショップをオープンしました。

小さい頃に冷えた手をさすってもらったり、大人になって同僚が手渡してくれたコーヒーだったり、誰かに“あたたかさ”を渡すことは、生き物としてとても基本的な愛のかたちなのかもしれません。そしてそれは、自分で自分をあたためてあげる時にも感じる嬉しさです。

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体が冷えやすい女子はもちろんですが、

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あたためられて嬉しいのは、男子だって同じです。

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ヌカモフ制作チームの皆さんがこだわったのは、作り手である自分たちの実体験に基づいた商品作りをすることでした。

世の中にはすでに、あたためるための商品がたくさんあります。
そんな中で「ヌカモフ」チームがいちばんこだわったのは、「自分と同じような気持ちのひと」が嬉しくなるものをつくること。

冬でも自転車で営業の外回りをした後、会社に戻っても体温が戻るまでにものすごく時間がかかってしまっていたこと・・

足元を温めるために電気カーペットをずっとあてていたらむくんでパンパンになったり、足の裏がしびれたりと低温火傷のような状態になってしまったこと・・

状況は違えど、温度調節に苦労して悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

上記の悩みを抱えていたスタッフの方は、今はヌカモフのおかげで寒さに悩まされる事がなくなったそうです。

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座布団型のヌカモフをお尻の下に敷く事で下半身からポカポカとした温度が伝わり、10分もあればかなり体があたたためられるとのことでした。

ー ものがたり

山燕庵お米生産2
山燕庵お米生産

ヌカモフの中身のぬかは、石川県の能登半島で作られています。

自然循環型の農法で作られた山燕庵のお米やそのぬかは、肌に触れても安全ですし、もちろん味もとっても美味しいそう!お米自体の他にも、米麹と玄米で作られた甘酒も大人気だそうです。

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山燕庵の杉原晋一さんは『ヌカモフ』開発の発起人の一人。

マーケティング・リサーチの会社でバリバリと仕事されていた杉原さんですが、「それっぽい数字」や「それっぽいグラフ」という中身の感じられない情報を大量に流通させることに疑問を感じ、ハードな働き方も相まって心身ともにバランスを崩していきました。

農業に転身して、土や植物と触れ合うようになってからは、10キロも太る程健康的になったそう。そこからは、きちんと自分が感じる「いいもの」を作って、色んな人に届けたいと考えるようになりました。それは、今までの仕事とは全く違う世界だったそうです。

「間違いのないお米を使って、間違いのない商品をつくる。」

ヌカモフの開発は、そんな間違いのない想いからスタートしました。

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そんな杉原さんの想いに共感し、次々と仲間が集まってきます。

(写真右から)
1.福祉施設での縫製の担当、へラルボニーの松田崇弥さん。
「知的障害者と社会の橋渡し」をテーマに、障害を持つアーティストの作品をプロダクトに落とし込むブランド『MUKU』を運営されています。

2.山燕庵の杉原晋一さん。

3.スリーブ生地の開発・提供、ALL YOURSの木村昌史さん。
「あたりまえを、あたりまえにしないモノづくり」を理念に、「新しい普通」となる洋服を開発されています。

4.プロデュースの担当、70seedsの岡山史興さん。
「次の70年に何をのこす?」をコンセプトに、Webメディア『70seeds』を運営されています。

純粋に「いいもの」を作って届けたいという共通の想いの元に集まった4社がタッグを組み、ヌカモフの販売はついに実現しました。

ー 想い

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実は、ヌカモフができるまでのぬか、毛布、縫製の三つにはある共通点があるのとのことです。

それは、「影の存在」だということ。

米ぬかは、精米するときに邪魔者扱いされ、取り除かれて捨てられる部分。
毛布はパーカーやカーディガンをつくったときのあまり布。
裁縫を担当するのは、一人ひとりに個性があるのに一般の仕事ではなかなか活躍の場を見つけられない方々。

影の存在たちが、光を浴びて主役になったのがヌカモフなのです。
そんなヌカモフが、あなたのお仕事におともして、忙しい日々の中で深呼吸の役目を果たせればとてもうれしく思います。

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いつも頑張っている自分にはもちろん、家族や友人など、改めてはなかなか言えない「ありがとう」を、ヌカモフの誕生ストーリーを含めた“あたたかさ”として贈ってみてはいかがでしょうか。

ー 作り手情報

ヌカモフ専門店 by 70seeds

2020年11月23日


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