プロフィール

竹工芸、竹細工、竹クラフト　山本弘之

１９６１年和歌山県龍神村（現田辺市龍神村）生まれ。
現在、奈良市在住
2002年4月近鉄百貨店奈良店　文化サロン　竹工芸教室入会
2009年第56回日本伝統工芸展　新人賞受賞
その他,日本伝統工芸展,同近畿展,米国タイギャラリー主催「Emerging Bamboo」展コンペティション入選
日本工芸会正会員

土日にゴロゴロしている私を見かねた妻が、私の知らない間に、百貨店の竹工芸教室への入会申し込みをしてしまったことから、竹工芸を始めることとなりました。気がつけば、竹工芸を始めて16年を越えてしまいました。

以来、日本伝統工芸展の全国展や支部展への工芸作品の出品及びクラフト作品の制作活動をしています。

生まれが和歌山の山村だった関係で、幼少のころから、日常生活に必要なものは、大抵手作りでした。
私の遊び道具だった竹トンボをはじめとするおもちゃは、多くは父親や自身の手によるものでした。
物作りが日常という中で育ったことから、知らない間に、物作りの素養が身についていたのでしょう。

妻は、そういうところを観察していて、私を竹工芸教室に送り込んだのでしょう。単に厄介払いをしただけでもなさそうです。・・・・と信じたいです（笑）。

そういう次第で、現在は、自宅マンションの近所に中古住宅を購入し、家族とは少し離れて単身生活をしながら、竹を割って、ヒゴにして、工芸作品やクラフト作品を作る活動をしています

猫のケント君はマンションでお留守番ですが、その代わり、毎日、雀達が遊びに来てくれます。子連れでやって来ることもあります。

竹は、古来より、いろんな場面で人間生活に関わってきました。
今ではプラスチックが中心となってしまったザルやその他の雑貨なども、かつては、竹でできているものがたくさんありました。そこには、プラスチックなどにはない、自然のもつあたたかさがありました。

そこで、もう一度、竹の良さを見直してみませんか。
きっと、あなたの心が、ほんの少しだけほっこりすると思います。

iichiでは、竹を素材とした日用雑貨を中心に出品していこうと思います。
私の作品をご購入くださった皆さんが、ほんの少しだけ、ほっこりしてくだされば幸いです。
雀達が遊びに来る奈良の西はずれの庵より。