プロフィール
私は裂き織りを始めて30年が過ぎました。
20年ほど会津で制作を続けてきましたが、2012年に現在の横浜市内に工房を開設しました。
裂き織りは作る人によって素材も裂き方も異なりますが、私は使い古した綿(主に浴衣、布団側)を中心とした材料を使っています。
それらをほどいた後、ほとんどの布を染め直しています。
全部または一部を染めますが,元々の色柄を生かすよう工夫しながら自分のイメージに染めていきます。この染めの工程は大変ですが、オリジナリティーを出す大切な工程です。
裂いた後に撚りをかけますが、織り地がしっかりして、しかもボソボソしにくくなります。
大きなフィンランド製の織り機で織り、縫製も自分でしています。
製品は主にバッグ類です。「よそ行きな雰囲気のある裂き織りバッグ」を目指して、美しい、軽い、型崩れしにくい作品を理想に制作しています。
リピーターの方、修理しながら長年お使いのお客様が多く、作り手としては幸せでやりがいを感じながら日々制作を続けています。
裂き織りの他に、様々な素材によるタピストリーの制作も行っています。受注制作です。
また、出身地の久留米絣を使った服も制作しています。
プロフィール
福岡県出身
東京藝術大学大学院形成デザイン専攻修了
川島テキスタイルスクール別科修了