武蔵野美術大学 油絵科卒
安曇野市在住
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親が絵を描いていたせいか、絵は子どもの頃から得意分野であり、親の夢(自分を絵描きにしようという夢)と自分の夢とが一致したということで、美大へ進学という道を歩むこととなる。
一方で、子どもの頃から心理など(なぜ人は生まれるのか、何のために生きるのか、など)に興味があり、高校時代、大学時代などに、その手の本(精神世界の本)を読んで過ごしていて、絵の方はかなり疎かになり、学校卒業後はスランプになり、何のために絵を描くのかは置き去りとなる。
様々なアルバイト生活をしながら暮らしていて、求めていた答えの様なものを学んでいるうちに、学び得た部分もあり、自然に精神世界と自分の夢である部分(絵で生活をする)が出会って、一致してきているということが明らかとなっているわけです。
つまり、私という内面世界が画面を通じて表へ出現するということがらが、芸術の在り方なのだということ。静寂の「もと」である私が、画面を通じて表れ出るということ。ことばにするのが難しいものであるので、なかなか表現するのが大変なのですが、それだからこそ、絵で表現するのだと思うのです。
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