プロフィール

　　【 ヴィンテージアクセサリー 】
　　　　　　手縫い・京刺繍


　この「刺繍」は、1947年（昭和22年）前後に京都の西陣で作られました。

　当時の西陣で「織」の商いをされていた吉田寅之助さんが、外国向けの京土産にと考案し、多くの専門の職人さんが関わって様々な商品が作られたようです。

　「刺繍」はすべて、当時の京都の女性の内職の手仕事で丁寧に仕上げられました。
　日中は西陣織に関わる仕事にたずさわり、家に帰れば炊事や洗濯などの家事しごとで多忙であった彼女たちが、さらに家族の寝静まった夜中に、充分ではない明かりのもと、ひとはりひとはり縫い上げた刺繍です。


　時代が移り娘婿の河原吉三郎さんが、当時の蔵に残っていた半製品の「刺繍」を今日まで大事に保管してこられました。


　この半製品の「ヴィンテージ刺繍」を、現代風のアレンジでアクセサリー商品として企画したのが、私たち「モトクロ・デザイン」のチームです。


　刺繍は、刺し手が違えば表情もことなり、当然ながら数に限りもございます。 70年もの長い眠りから覚めた刺繍を状態の良いものから、世にたったひとつだけのオリジナルアクセサリーとして、ひとつひとつアレンジしています。
　昔は「京縫い」という言葉はありませんでしたが、今で言う伝統工芸の「京縫」の技術の高さと美しさを、ぜひ手に取ってご覧いただきたいと思います。


　





　使われた糸は、すべて絹糸です。　組み合わせたアクセサリーの土台金具もすべて国産の特注品です。
「ペンダント＆ブローチ」、「ヘアクリップ＆ブローチ」の２タイプ、そのほか「帯留め」や、金具を使用せずに軽い仕上がりとしたブローチも発表いたしました。
　限定数ですが、輸入製品の「猫」のパーツを合わせたものもあります。
　

　少し時間がかかりますが、このあとも新アイテムを企画制作中です。
　そのほかメンバーそれぞれの得意分野から、手仕事の雑貨小物なども随時、発表してまいります。


ながいお付き合いを、どうぞよろしくお願いいたします。


　　モトクロ・デザイン／ 河俊