プロフィール

　長年イタリアで絵を描いてきました。帰国し、和紙の染め紙の美しさに魅せられてアクセサリーを作りはじめました。トスカーナの森の生活の想い出にインスピレーションを得て生まれるカタチと和紙の出会い。お手にとっていただけましたら幸いです。
　素材にしている手漉き和紙は、染め作家さんが一枚一枚丁寧に染めた貴重なものです。日本の澄んだ水と植物から生まれる手漉き和紙が、自然素材染料で染められています。和紙ならではの温かな風合いや豊かな表情をお楽しみください。

　イタリアで、自分の名前ジュンコが「葦」という意味だと知りました。風にそよぐ葦は人間の弱さを象徴するとされますが、それでもなお水辺で静かに生き続ける葦のように、ひたむきにものづくりを続けていきたいです。

Thank you for taking the time to view my work. I have spent many years painting in Italy. Upon returning home to Japan, I became captivated by the beauty of Japanese paper and started creating accessories. These creations are inspired by the enchanting forest of Tuscany. Please enjoy. Each piece is handmade and unique.

アトリエ　葦の筆　Junko Mukai
略歴

大学卒業後渡伊
フィレンツェで当時大聖堂広場に彫金工房を構えていた故Giovanni Barone 氏のもとでジュエリー製作を学ぶ。
同時期水彩画をはじめる。
2000年　ボストンで絵本製作コースを受講
2001年　フィレンツェのサンロレンツォ広場に水彩画の工房兼店舗DueCipressiを構える。
2010年　工房移転。ミケランジェロ広場近くのモンテアレクローチ通りで水彩画制作。
2020年　絵本『はしのいえ』出版
2021年　岩本彬氏『ピノッキオと巡るイタリアお菓子の旅』挿絵製作。
同氏が季刊誌『イタリア好き』で執筆するイタリア菓子の記事の挿絵を担当中。
2023年夏フィレンツェの工房DueCipressi閉店。日本に拠点を移動。