プロフィール

宇野 香代子

2000年に手織工房を開き、織りに専念するようになりました。
着物とショールを互いに補完しあうように織っています。
着物は着物としての布の強度が求められるので、糸使い織り組織に制限があります。その点ショールは自由に翔べます。ショールで自由になった頭で着物に向かうと、
制限がある中ながらも、発想が柔らかくなるような気がします。条件の厳しい着物を織る手でショールを織ると、仕事が丁寧になる気がしています。
 そして今私を夢中にさせている事は、草木染めの色の深さです。それぞれに染めた色を、織り重ねる事で新しい色が生まれる。心が躍ります。
 染材は、たいていは庭や野原や林で採ってきます。千葉県の田舎暮らしの長所です。堅牢度の良い物を使っています。

ショールも着物も身につける物。手織の優しい心地を感じていただけるように、工夫を重ねてゆきたいと、思います。





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