name:朝森 顕
1984年4月生まれ。
第13回 全国水墨画合同展優秀賞 受賞
個展多数。
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日本人としての感性を大切に、春に花、夏に月、秋に風を想い、冬に深山を眺め画を描いています。
美しいものを見飽きたら、水墨なんていう、こんな余白ばかりのなんにもない画を、ほんの少しの間だけ、通り過ぎるように眺めてみてください。
水墨の極意は《線》。
そして、その線を紡ぎだすものは常に自然とそれと触れあっていくなかで生まれる感動そのものです。
自然を眺め、変転する命のゆらめきを観察し、ありのままの心で写しとっていく力を水墨画家は写意と呼びならわしています。
古来から水墨画はそうした自然や命の本質を見つめていく大切さを元に描かれて来ました。
自然の中に、自分の心をぽつんと置いて、描かれる命と触れ合っていくことが水墨の妙です。
それは、生きているというとってもシンプルな事実を、ありのままに学び、歓ぶこと。
光でも闇でもなく、研ぎ澄まされた観察眼と《線》で、心のままに命を描いて、それから感じてみること。
そうしたとき、一本の線は音楽になり、一欠片の滲みが詩になります。
溶けて消え去り続け、けれども目の中で、心の内側に残り続けていくもの。
なんにも描かれていない余白が、描かれたものと呼応するように、突然、広がりと安らぎを与えてくれます。
墨の黒と黒を包む白との間に無限の色彩を見つめながら、日本の潤いに満ちた四季折々の情景を描いてみました。
煩雑さや煩わしさに疲れ、ほっと、やすらぎを探した時、水墨画は、心の苛立ちを吸い込むように、他のどんな絵画とも方法でそれを見つめるものに語りかけてきます。
水墨画は森羅万象を描く、自然観察から生まれた東洋人だけの線の芸術です。
古来より、文人墨客に愛され、自然を描くことによって、人々の心を慰め続けてきた伝統の絵画の妙を、ぜひぜひご自宅で手にとってご覧ください。
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