ポーチ　コデマリ（ブラックバージョン）

　そろそろ春の花が咲き始める季節。冬糸で、カラフルなコデマリを編み込んだ巾着を編んでいた時、本来の白いコデマリのポーチを編みたいと思っていました。コデマリの可憐な花の様子をうまく表現したいなあと思い、いつもだったら、コットンコナを使うのですが、今回は、もっと違う質感のコデマリの繊細な様子を表現できる糸にしようと、糸見本帳で探していたら、パピーのアムネシア（イタリー製）を発見。「これだ！」と。ついでにベースの糸も同じ糸にしようと、ミックスヤーンのネイビー系とブラック系を選び、糸問屋さんに注文。三日後に届き、一気編み。葉っぱの糸は、コットンコナにしようと思っていたので、どんな色が出てくるか楽しみながら編んでみたら、いい感じ。120目で立ち上げて、ファスナーを探しに近所のユザワヤへ。40％offでゲット。裏地は、以前、何かの時に使えそうと思って、買ってストックしておいたお手頃価格の布を合わせたら、ピッタリ。裏地にもコデマリが咲いているよう。お気に入りの作品ができました。
　裁縫が苦手なのと、ベースの糸は高い糸ですが1玉で間に合ったのと、お手頃価格の裏地を使ったので、このお値段でのご提供です。小物の整理に活躍しそうです。
　また、私は使用した糸や布のメーカーや、糸の種類など、毎回できるだけ詳しく記載しております。私は、よく、「編み物を教えてください」と言われることが多いのですが、体力的に、人に教えるだけの体力がないので、いつもお断りしています。その代わりとして、自分では教えられないけど、見る人が見たら、どんな素材で何を使えばこういう仕上がりになるのかをお伝えするために記載しています。編み込み文化が続いていってほしいという思いからです。ある程度自分でやっている人が見れば、「この糸を使えばいいんだな」と思ってもらえることを期待して記載しております。編み込み好きが増えるといいなぁ（以上呟き）。

中にエアクッションを詰めて撮影しています。

《使用糸》　　アムネシア（リネン81％、ナイロン19％）イタリー製
　　　　　　　パピーのコットンコナ　綿100％
《裏地》　　　マンセル　国産　綿100％
《ファスナー》 YKK 国産