ピンクッション　スズラン

　随分前に日本橋の越前屋で買い込んだ刺しゅう用の布を眺めていたら、「そうだ！スズランのピンクッションを作ろう！」と思いつきました。「図案は巾着の”秋の日のスズラン”のパターンで、ビオラのピンクッションを作った時と同じようにシェルのボタンを贅沢に使って」。頭の中にイメージが出来上がってきます。「裏地は、少し渋くて可愛いリバティのパッチワークにしよう。」もうワクワクです。仕上げてみると、いい感じです。シェルのボタンも一つ一つ違っていて、見ているとなんだか白いお花がたくさん咲いているみたい。裏地にもシェルのボタンをつけました。謙虚に、恥ずかしそうに、でも凛と咲いているスズランをうまく表現できたと思います。中綿を毛糸クズにするか、ポリエステルの綿にするか、迷いましたが、なかにはサシェとしてお使いになる方もいらっしゃるかと思い、ポリエステルの綿にしました。サシェとしてもお使いいただけます。その場合は裏地にお好きなエッセンシャルオイルを染み込ませてお使いください。（シミになる場合もございます。ご了承ください）手芸好きさんへのプレゼントにしても。お気に入りの作品に仕上がりました。

《使用糸》 DMC25番刺しゅう糸
《布》 表　　ペルミン11目麻のカンバス　　デンマーク製
　　　 裏　　リバティプリント（タナローン）
《ボタン》 白のシェルボタン（ホビーラホビーレ）
《中綿》 ポリエステル100％