花　デザイン　トートバッグ　水仙

トートバッグに水仙を描いてみました。輪郭は孔版印刷の原理で刷り、
着色は手作業で行っています。版画なので一点物です。
その日はとても日差しの強い日でした。
少し疲れていた私は、絵を描くか描くまいか迷いながら、
水仙を描き始ました。でも描いているうちに、
興が乗ってきってかけるようになりました。
強い日差しに照らされる青みがかった緑の茎。
若葉色の根元がすっくと馥郁とした花を支えています。
葉や茎の陰影が印象的でした。
優しい黄色の花びらに、空色の蝶が舞い込み、
春のたけなわという様相でした。
「油油春草勁（生い茂った春の草は逞しい）」
自作の詩文を左上に題してみました。
草は強いと思います。踏まれても、雨風にさらされても、
どこにでも生えてきて、地面を覆い、
山菜となっては我々の腹を満たし、薬草となっては我々の病を治す。
人もそんな草のようになれたらいいのですが、
なかなかむづかしいですね。
そんな逞しい水仙のバッグ、
春の贈り物やお出かけのお供にいかがでしょうか。