藍染 木綿の名古屋帯

久留米絣の下川織物で織られた、スラブ地の白生地を染めた帯です。スラブ地特有の凹凸のあるしっかりした生地です。反物幅でしたので帯芯を入れて名古屋帯を作りました。浴衣等、夏の装いのお役に立てると思います。

大きさは　お太鼓部分は３尺５分(1メートル16センチ)　たれ部分は６尺５分(2メートル３０センチ）幅は７寸９分(３０センチ)です。重さは5６0グラムあります。

染料は阿波藍を用いて、化学薬品を使わない灰汁発酵建てで染めています。藍の効能は知られるところですが、防虫効果、抗菌作用などがあり、お肌の弱い方やアトピー性皮膚炎の方が安心してお使いになれます。最近では特に抗菌効果に注目が集まっています。

藍の生葉で染めた、半襟と帯揚げをおつけします。この2点は10年程前に染めたものです。生葉は絹にしか染まりませんが、優しいグリーン系の色になります。