石渡清和作 欅刀痕椀
鎌倉彫職人 石渡清和氏による作品。
手の中にほっこり収まる使い勝手の好い、用の美を備えた一品です。
こちらの椀の特徴は、椀の下部に施された刀痕と、布着せという輪島塗など高級漆器に使われている工法です。
塗りは、椀の外側部分は溜塗り(木地溜)、高台は目はじき塗りと、二種の技法を用いています。
布着せとは、木地の補強の為に布を貼った上に漆を塗る工法で、日常で使う椀には最適な為、この工法を取り入れています。
溜塗りとは、漆の上に半透明の漆を重ね塗りすることで下の漆が透けて見える塗り技法です。
目はじき塗りとは、木目(導管)を残す塗り技法です。
椀の形は高台からの立ち上がりを水平にし持ちやすくしてあります。
かつて鎌倉彫『現』で販売されていたものを鎌倉十葉にご提供いただきました。今では当サイトでしか買うことが出来ません。
-素材-
欅(けやき)
-寸法-
直径 120㎜
高さ 70㎜
作家紹介
鎌倉彫職人 石渡清和氏。
昭和62年、鎌倉に『現』を開き、鎌倉彫以外の技法を取り入れるなどして独自の鎌倉彫を作ってきた。
鎌倉彫を始めて六十余年。鎌倉で日夜、己の作品を作り続けながらも漆器の技術向上の為、様々な漆器の産地を巡り職人仲間から教えを受けた。
鎌倉彫は分業制の多い中、石渡氏は道具、漆、木地の選定、彫り、塗りを自身で手掛ける稀な存在。
その石渡氏は製作において「木の性(しょう)を見極めることが最も大事。漆は技術。漆を塗ればどの木でも同じ、という訳ではない」と言い、用途に最適な木を使うことをとても重視している。
使う木の種類によって仕入れ先も変えているという。それほど木にこだわった作品をこれまで作り続けてきた。
職人として、道具の追求も深く、刀や刷毛から漆を漉す和紙に至るまで、最良を求めている。それもこれも、ただひたすらに良いものを作ることへの志からと言えよう。
受賞暦
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