葭始生【七十二候】

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size　　　10cm×9cm×7cm（Ｈ）　　　
　
※縦と横の長さは最大値です。　

　　　　　
●　第16候　穀雨　初候　4月20日～24日頃

『葭始生（あしはじめてしょうず）』

野山に新芽、若葉が芽吹くとともに、水辺には「葭＝葦・芦」が生え始める頃。

葭は昔から、すだれや屋根の材料にもなり、人間の生活にとって身近な植物の1つです。日本神話では、日本を『豊葦原（とよあしはら）の国』と呼んでいたり、ヒルコという神様を葦舟で流した、という話もあります。


七十二候（しちじゅうにこう）とは・・・古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、春分や夏至などの二十四節気をさらに約五日ずつの三つ（初候・次候・末候）に分けた期間のことです。「気候」という言葉は、この二十四節気の「気」と、七十二候の「候」から生まれたものです。

七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっており、今回はそのうちのいくつかを陶人形で表現してみました。



作品について・・・

ひとりずつ手作りしている、てびねりの陶人形です。

素材は陶土を使用しています。

服の一部分には薄く透明釉を施しているので、その部分は少し光沢があります。

その他の部分は釉薬を使用していないので、表面は少しザラザラしています。