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畳んだ状態です。表革のルガトは当たる光によって表情を変えます。これは昼光色の電灯下で撮影したものです。
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カードポケットの入り口には捻を入れて焼き締めることで耐久性を持たせると同時にメリハリをつけています。
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コバには蝋を溶かし込んでいます。
地図張りルガトのパスケース
- ギフト対応可
- オーダーメイド対応可
表革に、革の宝石とも形容されるルガトショルダーを使ってパスケースを作りました。革の透明感は比類なく、差し込む光の色や強さで様々な表情を演出します。
また、堅牢性も高くエイジングもゆっくりなため、使い込むほどに深みを増して、長い時間を共に歩める革になります。
裏張りの、あまり目につかないところには敢えて地図柄プリントの牛革を使うことでさりげないお洒落を演出してみました。
このパスケースは使いやすさを優先して2つ折りでデザインしています。定期2枚持ちの方には特におすすめです。また、革自体に堅牢性がありますので、定期1枚とお札を1、2枚忍ばせるといった使い方もおすすめです。
また、当方の考えとして革製品は長く使っていただきたいと考えております。そのため、いくつかのこだわりをもって製作しています。(長いので読み飛ばしても構いません。)
①総手縫い
一針一針丁寧に縫い上げることでミシンでは得られない耐久性を保証します。また、糸にシニューと呼ばれる強靭な糸を用いています。どれくらい強靭かというと、糸が擦りきれる前に革が擦りきれてしまう程度には強靭です。そしてさらに、糸の保護と製品の美観を兼ねて革の縁に溝切りを行っております。この溝切りも、一般的には革の銀面を削るのですが、それではせっかくの強度が落ちてしまうということで、削らない方法をとっています。
②捻入れ
二枚目の写真にあるように、カードポケットの入り口に溝をきっています。これは専用のコテで熱を加えて行っており、飾りと同時に強度を出す方法として知られています。また、この捻入れに際し比較的低温で1回、適温で1回の合計2回に分けて捻入れを行うことで、比較的広範囲を均一に焼き締めるため、耐久性がやや高まっております。
③コバ処理
革の切れ端のことをコバと言います。イルビゾンテがやっているようにコバを処理せずに切りっぱなしにしておくのもよいのですが、革の持つ表情によってはなんともミスマッチになってしまうことも。ルガトは切りっぱなしがあまり似合わない革ですのでコバの処理を行います。このときに蜜蝋を革に溶かしこむことでかっちりした輪郭を形成し、なおかつ強度も持たせております。
発送方法
送料 | 追跡 | 補償 | ||
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レターパックライト | ¥360 | ◯ | - | ¥0 |
発送までの目安
2日
ご購入の際の注意点
また、製作過程で微細な擦り傷がつく場合がございます。