本を読むとき

週末決まって行くところ、近所の本屋さん。すぐ迷子になりかける息子は「ママ、見えるところにいて」と言って、少し離れた文庫本と絵本のコーナーから小さく手を振り合います。みほん、とシールがついた絵本を読み漁る息子を遠くから見ていると、ごくごくと絵や文字を飲みこむ音が聞こえてきそうです。

忙しい日々こそ、どこかに開いてしまった穴を塞ぐように。そして水を注ぐように、無性に本が読みたくなります。ふと目に留まった原田マハさんの小説を2冊手に取り、息子はお化けの本を抱えてレジへと並びました。
夜の諸々が終わりパジャマに着替えたら、小さな灯りのもとで、自分を満たすひとときが待っています。お茶とお菓子も忘れずに用意して。

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